産み分けの疑問

産み分けの疑問

産み分けをしようとすると、不妊症になってしまうことがあるという話を聞きます。しかし、その心配は必要ありません。確かに、産み分けをするためには、排卵日を念頭において性交し、指定された日以外は避妊をすることになります。ですから、一般的な夫婦生活よりも、精子が子宮に入ることは少なくなることは確かです。しかし、産み分けのために性交する日を指定するということは、排卵日前後を確実に狙っているということです。従って、妊娠の確率は、普通よりも高くなると言えるでしょう。つまり、産み分けによって、妊娠率が低くなるということはあり得ません。

 

高齢出産の場合、産み分けには支障があるかどうかを心配されている方もいるでしょう。高齢出産だからといって、産み分けを諦める必要は全くありません。むしろ、高齢出産という限られた時間だからこそ、確実に産み分けたいと望むものなのではないかと思います。ただし、高齢出産の場合、産み分けを考える以前に、妊娠によって起こるリスクを知っておくことが大切です。高齢出産には、低体重児を産む危険性、妊娠中毒症、先天性異常児など、さまざまなリスクがあるからです。ですから、まず第一に、自分の身体のことをよく考え、大事にすることが先決です。産み分けを考えるのは、それからにするべきだと思います。

 

2人目の産み分けを考えているけれど、1人目を産んでから、どれくらい間隔をあけるのが適切なのかということに悩んでおられえる方もいるかもしれません。もし、1人目を産んで間もないのなら、しばらく間隔を空けた方が良いでしょう。特に、赤ちゃんに母乳をあげている時期は、お母さんの体に、大きな負担がかかっているときです。1人目が卒乳し、お母さんが健康な状態になってから、2人目の産み分けを考えるのがいいと思います。授乳をやめて、生理がきたら、まず、毎日、忘れずに、基礎体温表をつけましょう。そして、最低でも1年は様子を見ることをおすすめします。