産み分けを望む人は、上の子は男の子だから、次は女の子が欲しいとか、女の子同士がいいから、次の子も女の子がいいなど、人によって、様々な理由があると思います。きょうだいの組み合わせによって、それぞれ特徴がありますが、その中でも、同性同士のきょうだいの場合の特徴について、いくつか挙げてみます。
兄と弟の男同士という関係は、たいてい、対立的になることが多いです。兄と弟は、幼い頃からライバル意識をもっています。そして、分離的な部分も、結構あります。遊ぶ内容も、行動や趣味なども、全然違うという場合もあります。もちろん、例外はあります。しかし、一般的には、それぞれが、自分の道を進む傾向にあるようです。このような関係は、ライバル意識をプラスとして捉えると、それぞれが、得意な分野で大きな力を発揮するという、良い結果を生む可能性も高くなります。
しかし、そこで、周りの人が、2人の実力の差を比べてしまったりすると、差を感じた方が落ち込んでしまったり、相手にねたみを持つようになったりと、悪い結果になることも考えられます。ですから、男同士のきょうだいを育てるには、二人に平等の愛情を与え、決して差をつけるような扱いをしないことが大切です。こういったことを守れば、二人とも、きっとそれぞれの個性的な力を発揮するときが来ると思います。
また、姉と妹という女同士のきょうだいは、もっとも調和している関係だと思います。姉と妹のきょうだいに特徴的なのは、それぞれが、相手のことを感情的に想い、深い結びつきが強いことです。一般的に、とても育てやすいといわれています。ただし、注意しなければいけないのが、「かわいい、優しい」などと、二人を決して比較しないことです。せっかく仲の良い二人の関係を、崩してしまうことになりかねません。
どちらにしても、お母さん、お父さん、周囲の人たちの育て方によって、子供たちの特徴は、変わってくると思います。大事な子供さんを、愛情いっぱいに育ててあげることが、最も大切なことだと思います。